初心者でも安心!ドローン空撮に最適なmicroSDカードの選び方

空撮を記録するmicroSDカード何を選べばいいの?
こんな方はいませんか?
ドローンの国家資格も取得し飛行許可申請も無事下りたが、いざ、お持ちのドローンで綺麗な映像を撮ろうと思っても「microSDカードの種類が多すぎて、どれを選べば良いか判らない…」という声をよくお聞きします。実は、このmicroSDカードは、性能が低いと「映像が途切れる」「録画が途中で止まる」などのトラブルの原因となってしまい、せっかく撮った大切な映像が台無しになってしまう可能性が有ります。
そこで今回は、DJIなどのドローン主要メーカーが推奨している基準をもとに、初心者でも迷わないmicroSDカードの選び方をわかりやすくご説明します。
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SDメモリーカードの基礎知識
SDメモリーカードは、2000年に東芝(日本)、パナソニック(日本)、サンデスク(米国)が共同で開発したフラッシュメモリーカードの事を言います。
SDメモリーカードには、二種類の形状がありますが、ドローンに使用するのは、microSDメモリーカード(以下、microSDカード)となります。


microSDカードは、変換SDアダプター(写真左)にセットして、パソコンのリーダーにセットして、読み込みする事が出来ます。
カード表面の記載事項は何を表している?
SDカードの表面ラベルに記載されている記号や数字は、各カードの重要なスペックを表しており、ここでは表記は何を表しているのかを説明いたします

① 記憶容量
メモリー容量を示す(ドローンでは64GB以上256GB迄の選択が適正)
② 規格
microSDカードには、「microSD」「microSDHC」「microSDXC」と3種類の規格があり、それぞれのメモリー容量によっての規格です。「microSD」は最大2GB、「microSDHC」は最大32GB、「microSDXC」は最大の2TBまでとなっています。(ドローンには「microSDXC」を選択)
③ ビデオスピード
動画記録速度を示しており、「V30」は、最低保証速度30MB/Sを示し、4K動画には「V30」がお勧め、ドローン用には「V30」を選ぶ
④ UHS規格(Ultra High Speed規格)
UHS規格対応を示しており、転送速度に関する規格です。「I」は、UHS-Iで最大104MB/S、「Ⅱ」は、UHS-Ⅱで最大312MB/Sとなるが、電極が2列となるため、ドローン用には「I」でOK
⑤ UHSスピードクラス
映像の書き込み速度を示しており、連続写真など撮影する場合に連続シャッターを可能にします。「3」は、最低保証速度30MB/Sを示しています。ドローンには「3」を選びます。
⑥ アプリケーションパフォーマンスクラス
それぞれの映像データ管理を目的とした、アプリケーション規格を示し、対象機器によって「A1」「A2」があり、「A2」はより効率の良い管理が可能で、共に最低速度10MB/Sとなりますが、ドローンでは「A2」を選びます。
容量の選び方(動画や静止画がどのくらい記録できるの?)

容量ごとの目安がまとめられていますが、動画データは4K/30fpsでの目安での時間です。
4K/60fps(収録時間約30%減)、4K/100fps(収録時間約50%減)と、データは大きくなれば収録時間は短くなります。
空撮時のポイントとしては、長くても1~2分間の高画質撮影を幾つも画角を変えて撮影し、動画加工時間を考えた空撮を実施する事が大切です。
また、動画コーデック設定(プロポアプリ内での設定)によりストレージ容量は変化します。HEVC (H.265)は、H.264よりも新しくより多くの詳細情報を保持し、使用するストレージ容量はより少ないという特徴があるので、設定する事をお勧めします。
microSDカードは、どのメーカーを選ぶ?
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どのメーカーのmicroSDカードを購入すれば大丈夫?
ドローン主要メーカーが推奨するメーカーのmicroSDカードを購入する事が安心?
ドローン主要メーカーが推奨するmicroSDカード状況
DJI推奨のmicroSDカードメーカー
① SanDisk Extreme(米国)
② Laxar Professional (中国)
③ Kingstong Canvas (中国)
④ Samsung PRO Plus(韓国)
Autel Roboticsの公式ホームページでは、特に推奨されているmicroSDカードの記述はありません。
国産SDカードは?
国産microSDカードでも規格、容量が合えば使用は可能です。
「KIOXIA(キオクシア)」旧東芝メモリ、
「BUFFALO(バッファロー)」(名古屋)
「Nextorage(ネクストレージ)」旧SONY(神奈川)
などがあります。これまでご説明した規格に合わせてご使用ください。


