ドローンを活用した道路舗装修繕工事の新しい解決方法

「CRAD for Asphalt」は、道路舗装修繕工事にドローンを活用した高度な情報収集や報告書作成を自動化するシステムです。このシステムは、ICT機器であるドローンから得られる高精度な写真と一緒に、AIにより工事路面のクラック状態を分析判断し、添付図書や報告書を速やかに作成することが可能です。

建設DXに繋がる

「CRAD for Asphalt」は、建設現場におけるDXを提促するための重要な手段となります。ドローンでの詳細な写真情報と自動判断を混合したこのシステムは、RPAによる報告書作成自動化を実現し、工事関係者及び、クライアントへの毎日の工事報告や仕様書きの作成に要する労力を大幅に削減、今後の建設技能者数の減少を見据えた次世代の担い手育成に、これまで費やしていた時間を振り替えることができます。

建設業界での働き方改革に

働き方改革も建設業界では、強く求められているところですが、定期的に行われる道路路面診断調査など、資格を持つ中堅監督者と若手も入れたチームによる調査分析、資料作成が、残業時間の大きな要因の一つでした。
「CRAD for Asphalt」は、その労力を削減し働き方改革に貢献、全国建設業協会が掲げる「新4K(給与・休暇・希望・かっこいい)」のまさに業界変革に貢献するシステムと言えます。

修繕工事に合わせた報告資料の自動作成(RPA機能)

それぞれの工法に合わせた補修箇所の画像とCAD図面化、解析報告書の自動作成を行い、工事監督者及び関係者、クライアント側に報告書として提出が可能です。


これらの作成資料をもとに、クライアント側(地方整備局等)では、平均的な修繕間隔の年数等、管理実績等も含めて使用目標年数を検討設定に活かされます。

SEALANT INJECTION


CUTTING OVERLAY

地域の防災・減災活動に繋がるシステム利用

ドローン減災士協会は、「CRAD for Asphalt」で提供する高度な道路舗装路面状況のデータ利用は、平常時の防災・減災活動として大きな意義を持つと考えています。道路上の高精度な情報を収集管理することは、地震や大雨などの災害後の住民の避難経路の確保や、緊急救助隊・援助隊への緊急経路選定にも役立ちます。

「CRAD for Asphalt」についての解説動画